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現 代 に 甦 る 片 上 鉄 道

同和鉱業片上鉄道

片上鉄道は、かつて岡山県備前市の片上駅から久米郡柵原町の柵原駅を結んでいた"ローカル私鉄"である。
全盛期には鉱石輸送が盛んに行われ、長大の無蓋貨車を連ねた鉱石輸送列車は多くの鉄道ファンの人気を有した。
また、元国鉄のキハ07形や自社発注のDD13や気動車、客車も多く運用され、これらに魅了されたファンも多いに違いない。

しかし、1987年の鉱石輸送終了に伴い収入は激減、肥料輸送や旅客列車減便で生き残りを図るものの、経営再建には至らず。
沿線住民の期待も虚しく、1991年(平成3年)6月30日、全線が廃止され、同和鉱業片上鉄道は72年間の歴史に幕を降ろした。

全線廃止後、1998年11月15日、旧吉ケ原駅跡に開設された「柵原ふれあい鉱山公園」において12両の車両が保存されている。
そのうち10両は片上鉄道保存会の有志により動態保存され、現在は毎月第一日曜日、吉ケ原駅構内にて展示運転が行われている。

皆さんも、一度「柵原ふれあい鉱山公園」に足を運んでみてはいかがでしょうか。
まだまだ訪問歴は浅いですが、展示運転の模様を随時公開していきます。


 


2013年10月6日 訪問


2013年12月1日 訪問



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